赤羽で学ぶ。
赤羽です。






いくじおやじ、飲み歩き。大好きです。
30代前半までは、ほとんどお酒は呑めなかったんですが、諸先輩や優しい友人のご指導で、ほどほど飲めるようにはなりました。
今では、隙あらば、都内各所の呑みどころを巡るのが、趣味の一つとなっております。
そんな呑助の聖地の一つが、ここ赤羽。
安くて美味しいお店が群雄割拠する中、今夜のチョイス、1軒目は喜多屋さん。


さて赤羽の今夜の本命は丸健水産さん。おでんの名店です。私的には、王子の平沢かまぼこと双璧をなす、都内屈指のおでん酒場です。

今夜はアラカルトを日本酒で頂きます。

こちらの丸健水産さんの売りは、ワンカップの日本酒を半分位飲んだところで、店の方にお願いすると、おでん出汁を入れてくれて、「日本酒のおでん出汁割」を味わえるんです。これがね、寒い冬には最高なのですよ。
そんな、お店で、今夜は素敵な出会いがありました。
1人、黙々と飲んでましたら、隣にいた妙齢のカップルか、声をかけてくれまして。
良く来るんですか、赤羽?と、聞かれたものですから、調子に乗って、「赤羽、最高ですよ!立ち飲みいこいで軽くのんで、まるますさんで鯉を食べて、丸健水産さんでおでんで飲むのは王道ですよ」なんて返したところ、その方々、私より先輩で。なんでも東松山御在住で、時々旦那様は赤羽で飲み歩くらしく。今夜は奥様を初めて赤羽呑みに誘ったとか。聞くと、ロンドンに二十歳の娘さんが留学中とか。あらあら、そんなに夫婦歴がながいんですか!と驚くぐらい初々しかったものですから、つい、妙齢の訳ありカップルと思ってまして。
で、同じ娘を持つ父親初心者として、こちらのご夫婦に、結婚20年を越えて初々しく一緒にいられるコツを聞いたところ。
些細な言葉遣いだそうです。
例えば、2人でご飯を食べに行くだけの時でも、旦那様が、「ちょっと、デートしよう!」と言うらしいです。素敵です。
で、奥様が、「何処に行くの?」と聞くと、「それはお楽しみ!」とさりげなくサプライズ感を漂わせるとか。
すると奥様、何処にいっても恥ずかしくない程度に、オシャレするわけです。
「せっかくオシャレしたのに、今夜は赤羽でしたけど、美味しいおでんが食べられて嬉しかったです」と今夜の奥様。
それを嬉しそうに見つめる旦那様。
いやぁ、勉強になりました。
こういう出会いがあるから、ふらりと飲み歩く、やめられないのです。
で、締めはご夫婦に勧めて頂いた、「伊藤」さんの肉そばです。


今夜もご馳走様でした!